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2022.5.1
SEO

コンテンツSEOとは、一体どんな手法?基礎知識やメリット・デメリット、実際に活用する際のポイントを紹介!

コンテンツSEOとは、一体どんな手法?基礎知識やメリット・デメリット、実際に活用する際のポイントを紹介!

「コンテンツSEOという言葉を聞いたことはあるけど、具体的にはどういうこと?」という人も、いるのではないでしょうか?

興味はあるけれど、詳しく知らないので一歩が踏み出せない。そんな状態が続くのは、もったいないかもしれません。

この記事では、「そもそもコンテンツSEOとは?」という基本的な知識や、コンテンツSEOを実施することのメリットやデメリット、実際に活用する上で知っておくべきポイントなどについてご紹介します。

■コンテンツSEOとは?

コンテンツSEOとは、SEO(検索エンジン最適化)の手法の一つ。

ユーザーにとって意義のあるコンテンツを継続的に発信して、検索エンジンの上位に表示させることで集客の増加につなげることが目的です。

コンテンツSEOが必要されている理由

コンテンツSEOが必要とされるようになったのは、検索エンジンの精度の向上という理由があります。

以前は、検索キーワードをとにかく詰め込んだコンテンツや、被リンクを大量に設置したコンテンツなどが検索上位に表示されていました。

しかし近年、検索エンジンが検索順位のアルゴリズムを修正。

サイトの良し悪しの判断が可能になり、質の高いコンテンツ、ユーザーが求めるコンテンツが高く評価され、上位に表示されるようになったのです。

コンテンツマーケティングとの違い

「コンテンツSEO」も「コンテンツマーケティング」も、Webマーケティングの一部。混同されがちですが別物です。

コンテンツマーケティングは、ユーザーにとって良質なコンテンツを発信し、集客して利益につなげるという考え方。

最終的には、ユーザーを自社や自社が提供するサービスのファンとして定着させることを目指します。

発信方法は、自社のホームページやメルマガ、ブログ、SNSなど様々で、ユーザーの流入方法を限定していません。

一方で、コンテンツSEOはコンテンツマーケティングの手法の1つで、検索エンジンからの流入を意識したもの。

ネット検索の上位にコンテンツを表示して、ユーザーに自社の商品・サービスの認知を促進。集客を目指すという手法です。

■コンテンツSEOのメリット

では、コンテンツSEOにはどんなメリットがあるのでしょうか。様々なものがあるので、代表な例を見てみましょう。

潜在的な顧客にアプローチできる

コンテンツSEOを実施すれば、検索上位に表示される可能性が高まります。

そのため、自社の商品やサービスに現時点では興味が無い人たち、つまり“潜在的な顧客”にもアプローチがしやすいというメリットがあります。

コンテンツをストックできる

作成した記事やコンテンツはサイトにストックされます。

良質な記事は検索結果の上位に表示され続ける傾向があるので、長期間にわたってユーザーを集めるチャンスが広がります。

提案書として商談やプレゼンで活用できる

ネットで検索するユーザーへのアプローチだけではなく、コンテンツの内容を自社の営業活動で提案のツールとして活用することもできます。

自社のコンテンツが検索上位に掲載されていれば説得力があるので、顧客に話を聞いてもらいやすくなります。

コストを削減できる

コンテンツを掲載する媒体は、自社が運営するサイト。

広告費がかからず、コスト削減が可能です。コンテンツ自体も自社で作成すれば制作費はほとんどかからず、より低コストで自社の商品やサービスをアピールできます。

■コンテンツSEOのデメリット

メリットだけならいいですが、実際にはデメリットもあります。こちらでは、考えられるデメリットについて解説します。

効果が得られるまでに時間がかかる

コンテンツSEOを実施しても、すぐ検索結果の上位に表示されるわけではありません。

ユーザーが流入して利益が生まれるには、さらに多くの時間がかかります。年単位で取り組んでいくことになるでしょう。

コンテンツの作成に多くの手間がかかる

良質なコンテンツを作成することは、簡単ではありません。

構成案の作成、キーワードの設定、文章の執筆、ページのデザインなど工程は多岐にわたり、リリースまでには時間はもちろん人的なリソースも必要です。

記事をリライトしていくといった継続的な努力も欠かせません。

専門的な知識を持つ人材が必要

自社で記事を作成しても、コンテンツSEOのアプローチが適切でなければ検索上位に表示されず、成果につながりません。

専門知識が無い状態でチャレンジしても、結局のところ労力や人件費の無駄遣いになってしまいます。

社内外を問わず、コンテンツSEOに精通した人材に任せるべきと言えるでしょう。

■コンテンツSEOを実施する上でのポイント

これまでの記事で、コンテンツSEOの意義について理解を深めていただいたと思います。

その上で、こちらでは、実施する上で押さえておきたいポイントについてご紹介していきます。

顧客のニーズを把握・分析する

コンテンツSEOは、ターゲット(自社の顧客)に刺さる内容でなければなりません。

だから、まずは顧客や見込み客が何を求めているのかを知ることから始めましょう。

どんな悩みを抱えていて、何を解決したいのか。ニーズを把握・分析して、ユーザーのイメージをできるだけ明確化します。

キーワードを選定する

コンテンツのキーワードを選定します。

まず顧客がどのような情報を求めて検索するのかを想像し、キーワードの候補を洗い出します。

そして、顧客の検索意図に近いと思われる候補を絞り込みます。

キーワードにも、そのコンテンツの軸となる「ビッグキーワード」と、ビッグキーワードと一緒に検索される「スモールキーワード」があり、選定にはSEOツールを使うと便利です。

作成するコンテンツを設計する

キーワードをもとに、コンテンツの内容やタイトル、構成案を設計します。

単にキーワードを含めて記事を作ればいいというわけではなく、「ターゲットが明確」「顧客の検索意図に合致している」「記事の内容がわかりやすい」といった点をカバーしていることが大切です。

E-A-Tのあるコンテンツに仕上げる

E-A-T とは「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」 「Trustworthiness(信頼性)」のことで、Googleが定める評価軸です。

専門性は、コンテンツが何か一つの分野や内容に特化していることで、そうしたWebページがGoogleでは高く評価されると言われています。

権威性は、「情報の発信者」を重要視するもので、どこの誰かわからない人よりも、その道の専門家など権威性の高い人が発信者の情報のほうが信頼性は高く、「価値のある情報である」とGoogleは判断します。

そして信頼性は、信用できる情報やサイト、あるいは運営者であるかどうか。運営者の情報が明記されていることや、コンテンツそのものの正確性などが重視されます。

E-A-Tを満たすコンテンツへと仕上げるには時間がかかりますので、地道な努力が必要です。

設定したキーワードを定点観測する

コンテンツSEOを実施しても、想定した通りに上位表示されるかどうかはわかりません。

そのため、コンテンツがリリースされてからも、設定した対策キーワードの順位の変動をつぶさにチェック。

結果が伴っていなければ、キーワードの選定をやり直したり、コンテンツの内容を変更・追加したりと、様々な対策を行って改善していきます。

【事例紹介】

ヒーローズでは、オウンドメディアのSEO対策に課題をお持ちの企業に対し、現状分析からコンテンツ提供、施策のご提案を行いました。

ユーザーが満足する品質の高いコンテンツの制作には、ペルソナ設定をはじめとする初期設定が必須です。

企業のサービスと親和性の高い検索ユーザーのペルソナ設定を行い、情報ニーズや感情変容に沿った検索キーワードを選定し、コンテンツの制作を行いました。

その結果、ラフィックが約2倍になり、自然流入でCVを得ることもできました。

その他にも、月間50本以上のコンテンツ運用を制作するような大規模の案件。3年以上、毎月サイトの状況に応じた適切なコンテンツ制作・運用の実績もございます。

また、内製化に向けてコンテンツ制作フローの構築支援も行なっております。SEO対策、コンテンツ制作をご検討の際は、お気軽にお問い合わせください。

■まとめ

コンテンツSEOに取り組む意欲があっても、手間がかかる手法なので実践するのは容易ではありません。

さらに、成果が出るまでには長い時間がかかります。

しかし、緻密な戦略を立てて、丁寧にコツコツと続けることで、将来的に大きな利益を獲得できる可能性は高まります。

すぐに成果を求めるのではなく、腰を据えて地道に取り組んでいきましょう。

〜ヒーローズができること〜
  • コンテンツが有効に作用するよう、サイトの現状(流入、KW数、順位、エラー診断)を事前にチェック
  • コンテンツの数が増えることを想定し、コンテンツマップ(既存のコンテンツと重複しないように調査する)を作成
  • ペルソナ、情報ニーズ、感情変容を考え、ツールを活用しキーワードの抽出
  • ボリューム、ファネルで分類(CVに近いKW,集客用KW)、CPC、難易度など、目的にあったキーワードをリストでご提案

を行なっております。SEO対策、コンテンツ制作をご検討の際は、お気軽にお問い合わせください。

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