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2022.12.28
SEO

SEOに強い記事を書くために、Googleの仕組みを理解しよう

SEOに強い記事を書くために、Googleの仕組みを理解しよう

どうすればSEOに強い記事が書けるのでしょうか。「丁寧に記事を書いても、思ったように上位表示されない」と多くの方々が悩んでいると思います。その理由は、SEOの仕組みを理解できていないからかもしれません。今回は、SEOに強い記事を書く上で、ぜひ理解しておきたいこと、押さえておきたいポイントについて紹介します。

SEOとは?SEOが必要な理由とは?
(1)コンテンツマーケティングに欠かせないWebサイトの最適化

SEO(Search Engine Optimization)は直訳すると「検索エンジン最適化」となる通り、Webサイトを検索エンジンが理解しやすい構造にする取り組みを指します。目的は、Webサイトを検索上位に表示することです。

検索エンジンは複数ありますが、とくにGoogleでの検索上位を狙うことがSEO対策と言われています。Googleから高く評価されることで、サイトへの検索流入が増え、ブランディングができるようになっていきます。検索エンジンが理解しづらい構造になっているサイトは、インデックス登録されなかったり、上位表示されなかったりしてしまうため、内部施策や外部施策、コンテンツ制作などのSEO対策を行う必要があります。

その一方で、お金を出して検索上位を買うことがSEOだと勘違いされるケースがあります。検索サービスの品質はGoogleにとっての大切な商品ですので、いくらお金を出しても、検索上位を獲得することはできません。品質の優れたコンテンツをコツコツと制作して、時間をかけてSEO対策する以外に、上位表示を獲得する方法はないことを理解しておきましょう。

(2)検索順位が決まる仕組み

検索エンジンが検索順位を決める仕組みについて理解しておきましょう。Googleではクローラーというロボットが定期的にWebサイトを巡回(クローリング)しています。クローラーがWebサイトを見つけると、データを分析した後、Googleのデータベースに登録(インデックス)されます。データベースに登録されたWebサイトのうち、ユーザーが検索した語句(検索クリエ)との関連性が高いものから順に表示されるのです。

「クローラーが発見」→「インデックス登録」→「関連性が高い順に表示」という仕組みです。クローラーに見つけてもらえなえれば、インデックス登録がされず、どんなに魅力的な内容であってもユーザーに見てもらうこともできません。クローラーに見つけてもらうためには、SEO対策された質の高い記事作りが大切です。

(3)SEOのメリット

SEOを行うことのメリットは、低コストで集客やブランディングができることです。コンテンツそのものが資産となって、長期的に効果が持続するするメリットもあります。

そのぶん、効果を実感するまでに時間がかかることは事前に知っておきましょう。地道に記事やコンテンツをリリースしていき、徐々に検索エンジンの評価を高めて上位表示を獲得する必要があります。SEOをはじめるときは、広告のように瞬発的に効果を出せるものと一緒に使いこなすのがおすすめです。

関連記事:コンテンツの例と作り方とは。SEOに欠かせない良質なコンテンツとは何かを紹介

SEOに強い記事とは
(1)Googleの考えに近づけると、Googleの評価が高くなる

SEO対策には「内部対策」「外部対策」「コンテンツ制作」の3つの観点があり、今回はコンテンツ制作に注目します。なぜなら、Googleに高く評価される記事(コンテンツ)こそが、上位表示されやすいサイトだからです。SEO対策を理解するために、Googleの理念について知る必要があります。

Googleが目指しているのは、世界中の人に使ってもらえる検索エンジンです。そのために検索品質の向上に力を入れています。ユーザーが本当に知りたいと思っていること、情報、コンテンツが簡単に手に入れば、たくさんの人に選ばれる検索エンジンになるからです。徹底してユーザー視点を貫き、常にユーザーファーストな検索サービスの提供に対して、一切の妥協を許していません。この考えをベースにSEOは成り立っているとも言えるでしょう。

(2)Googleが掲げる10の事実

Googleの考えの中でも、特に重要とされるのが「Googleが掲げる10の真実」です。SEO対策やコンテンツマーケティングを強化したい方ば、ぜひ目を通してみてください。

「Googleが掲げる10の真実」

  1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
  2. 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
  3. 遅いより速いほうがいい。
  4. ウェブ上の民主主義は機能する。
  5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
  6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
  7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
  8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
  9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
  10. 「すばらしい」では足りない。

この中でもSEO記事を制作する上で覚えておきたいのが、ユーザーの役に立つコンテンツを意識して、品質を高めることの重要さです。さらに、ユーザーが見つけやすいように工夫すること、そしてリンクが集まりやすいコンテンツにすることが、SEO対策を行う上での基本となります。

SEO対策に有効な手段とは
(1)品質の高い記事を制作する

SEOに強い記事を書く上でぜひ注意したいのが、「専門性」「権威性」「信頼性」の高さです。この3点がコンテンツの品質を決める要因と言えます。

■Googleが高く評価するサイトの定義「E-E-A-T」

  • 専門性(Expertise)
  • 経験(Experience)
  • 権威性(Authoritativeness)
  • 信頼性(Trustworthiness)

この中でもGoogleが特に重視するのが、専門性です。1つのテーマにしぼった特化型のサイトは、サイトの主張が理解しやすく、検索上位の獲得につながりやすくなります。逆に、複数のテーマを扱った雑記サイトは専門性の確保が難しく、評価が低くなるでしょう。複数のキーワードやテーマについて情報提供したい場合は、すべてを1ページに詰め込むのではなく、1キーワードにつき1ページ、1テーマにつき1コンテンツを作るのが有効な手段です。

(2)クローラーが見つけやすいサイトにする

検索エンジンやユーザーがよりわかりやすいサイトにするための、「内部対策」も大変重要です。内部対策とは、サイト内部の構造(HTML)を工夫することを指します。

内部対策の1つ目のポイントは、サイトの内容を検索エンジンが理解しやすいように工夫することです。下記のような対策で、サイトがどんなテーマや主張について触れているのか伝わりやすくする効果があります。

  • タイトルタグの設定
  • メタタグの設定
  • 見出しタグ(hタグ)、構造化データのマークアップ

また、検索エンジンに発見されやすいよう、クロールの促進を目的に以下のような対策を行うことも大切です。

  • パンくずリストの設定
  • XMLサイトマップの設置
  • 内部リンク構造の単純化

他にも、サイトのモバイルフレンドリー化や、ページの表示速度の改善といった方法もあります。Googleはさまざまな指標を組み合わせて検索順位を決めている上、検索アルゴリズムは日々進歩していますから、定期的なアップデートを心掛けてください。

(3)被リンクの獲得で評価を高める

他のサイトからのリンク(被リンク)も、SEO対策の重要な要素です。リンクを獲得するために、SNS等を有効に活用する「外部対策」をしっかりと行いましょう。

一点、注意していただきたいのは、被リンクには「量」と「質」という2つの指標があることです。被リンクの量がどんなに多くでも、その内容(質)が伴っていなければ評価はされません。作成した記事をSNS等で拡散・シェアすることは多くの被リンクの獲得につながりますが、同時に海外からのスパムリンクなどの低品質な被リンクも増えるリスクがあります。低品質な被リンクを放置していると、検索順位の降下やGoogleペナルティの対象となってしまう可能性があるので、十分な注意が必要です。

SEOを意識した記事の書き方
(1)検索ニーズに合うページにする

SEOを意識した記事を書くには、ユーザーの検索意図を正しく理解する必要があります。検索スペースに入力された語句(検索クリエ)から、ユーザーが何を知りたがっているか予測しましょう。

(2)ターゲットキーワードを決める

検索ニーズをもとに、記事のキーワードを1つ決めましょう。複数のキーワードで検索上位を獲得したい場合、あるいは複数のテーマについて触れたい場合は、それぞれのキーワード・テーマで1ページのコンテンツを制作するのが有効なSEO対策となります。

キーワードは、検索ボリュームによって大きく2種類に分けられます。検索ボリュームの大きい「ビッグキーワード」とボリュームの少ない「スモールキーワード」です。スモールキーワードのうち複数の語句から構成されているものを「ロングテールキーワード」と呼びます。

関連記事:ロングテールキーワードで検索順位アップを狙う!ロングテールSEOのメリットと注意点について解説

(3)コンテンツの信頼性が高まる情報を入れる

こちらもE-A-Tの観点によるポイントですが、オリジナリティの高い情報が入った記事は信頼性が高いコンテンツとして評価される傾向にあります。独自の調査やアンケート結果、データなどを用いることで、SEO効果が高まります。

独自の調査が難しい場合は、公共機関が公開している情報や企業のオフィシャルリリースなどの情報をもとにすると良いでしょう。情報の信頼性が、コンテンツの信頼性に影響します。

(4)内部対策・外部対策を意識した記事制作

記事の文章作成時もSEO対策を意識しましょう。タイトルに軸となるキーワードを入れたり、検索結果で重要語句が省略されないようにしたり、といった対策で検索クローラーが見つけやすい記事を作ることができます。また、被リンクを獲得するために、SNS等でシェアされやすい内容かどうかも意識してください。

(5)リライトによる効果の改善

情報の鮮度も評価基準であるため、記事のリリースから時間が経つごとに検索順位を落としていきます。定期的な記事のリライトによって、上位表示を維持できる可能性が高まります。一時的に上位表示を獲得できたとしても、Googleの検索アルゴリズムのアップデートによって評価が変わることがあるため、リライトは必須です。

また、ユーザーの志向性も常に変化しているため、更新のない記事はユーザーのニーズと離れていきます。上位を獲得しにくいキーワードや順位が上がりにくい記事の場合も、ニーズの見直しを考えてみてください。

まとめ

SEOで上位表示される記事を作るためには、コンテンツとしての魅力はもちろん、検索エンジンの仕組みを踏まえたSEO対策に取り組みましょう。コンテンツ制作・内部施策・外部施策のいずれにおいても重要なのが、ユーザーの検索意図に沿った記事にすることです。必要以上にキーワード数を増やしたり、複数のキーワードを多用したりした記事では、検索される確率が下がってしまいます。ユーザーにとって分かりやすくて、知りたいことが知れるユーザーファーストな記事制作にぜひ取り組んでください。

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