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2022.12.28
コンテンツマーケティング

インタビューを成功させるコツを徹底解説!インタビューと記事作成に役立つテクニックを紹介

インタビューを成功させるコツを徹底解説!インタビューと記事作成に役立つテクニックを紹介

コンテンツマーケティングに取り組む中で、魅力ある記事を作るためにインタビューを活用したいと考えることもあるでしょう。実際にインタビューをする場合、取材対象者(インタビュイー)に気持ちよく話してもらうために、どんな点に注意するとよいのでしょうか。そこで今回は、ユーザーの流入やCVを増やするためのインタビュー記事作成方法について、準備編・実践編・文章作成編に分けてお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。

インタビューテクニック(準備編)
(1)取材相手を徹底的に調べる

取材対象者がメディアにも登場する機会が多い人の場合は、できる限り時間をかけて関連情報を集めましょう。著名人や企業経営者であれば、過去のインタビュー記事、プロフィール、職歴などの情報源があります。相手の専門分野や代表的な実績、経歴、肩書などを把握しておくと、人物像やキャリアを予測でき、スムーズなインタビューができるようになります。

一方、メディアに取り上げられる機会がない人の場合は、出身学校や過去の職歴などが参考になります。本人についての情報がなくても、専門分野や職種が同じ人の記事を読むことで、イメージを膨らませることができます。

(2)質問の準備

事前に計画を立てることで、ゆとりを持ってインタビューすることができます。「何を目的としたインタビューで」「どんな質問をして」「どのような答えが返ってくるか」をある程度予測しておくとよいでしょう。質問は補足情報や具体的なエピソード、事例に関するものまで準備すると、充実した回答を引き出せます。何を聞けばよいのか見当がつかない場合であっても、「過去」「現在」「未来」の切り口から質問すれば、ある程度の道筋を立てることができますので、参考にしてみてください。

(3)ゴールをイメージする

相手からどんな言葉や話を引き出せればゴール(質問に対する答え)になるかを、あらかじめ決めておきましょう。時間さえあれば質問はいくらでもできてしまうので、具体性を追求するばかりに必要のないディテールまで話が広がってしまったり、本筋からそれた話に時間を取られたりすることを避けるためです。抽象的な話や概念的な話でも、どこまで具体性を引き出せれば読者に伝わるかを考えて、程よいところをゴールとして設定しましょう。

(4)質問の順番を決める

質問の順番にも気を付けましょう。特に専門知識がないと理解できないことや社内の人だけが知る話題(特定の出来事や企業との取引実績、事例)などについて質問する際は、注意が必要です。取材前に情報共有されている場合は問題ありませんが、より詳しく把握したい場合やさらに話を広げたい場合などは、前提となる知識を本人に解説してもらいましょう。その後のインタビューもスムーズに進むはずです。

(5)質問内容を事前に共有しておく

事前にメールなどで相手とコンタクトが取れる場合は、先にアンケートに答えてもらうと効率的にインタビュー準備が行えます。アンケートを送ることで、「インタビューの目的」「テーマ」「話して欲しいエピソードや話題」を相手と共有しましょう。取材時間や質問の順番なども先に共有しておくとさらに安心です。アンケートへの回答をもとに準備を進めれば、取材時間中により多くの質問ができるようになります。

インタビューテクニック(実践編)
(1)事前の打ち合わせ・すり合わせ

事前に目的や質問内容などを知らせておくと、相手も答えやすくなり、効率よくインタビューを進められます。知らせるタイミングは、インタビューの直前でも構いません。どんな質問をするか、どんな答え方をして欲しいのかまで共有できると良いでしょう。たとえありきたりな答えであったとしても、本人の口から語られることに価値があるのがインタビューの魅力です。気分良く答えてくれるよう相手の気持ちをほぐしてあげましょう。

(2)段取りの共有

インタビュー時に写真撮影をする場合は、全体の段取りをおおよその時間配分とともに伝えておくとよいでしょう。インタビュー中も時間配分には気をつけておきたいところですが、頻繁に時計に目をやることで相手の気分を害する可能性もあります。常に時計が視野に入るよう、インタビュー中は腕時計を机の上に置いておくなど、一工夫しておくと安心です。

(3)記録方法などの確認

インタビュー中は音声を録音するのが一般的です。事前に音声を録音してよいのか相手に確認しておきましょう。その際、録音データを公にすることはないため、守秘義務がある情報や個人情報が外部に漏れる心配はないこともしっかりと伝えておくと安心です。他にも、写真撮影が伴うインタビューの場合、周囲に社外秘の資料など写りこんではいけないものがないか確認しておく必要があります。

(4)本人の顔、座り位置、名刺の確認

取材対象者が複数人いる場合は、顔と名前を一致させる必要があります。いつでも名前を確認できるように、外見の特徴などをメモしたり、名刺をテーブル上に席順で並べたりするといいでしょう。もらった名刺を早々にしまうのは相手に対しても失礼ですからご注意ください。

(5)会話を意識する

一問一答ではなく自然な会話になるよう意識することで、相手も話しやすく、スムーズに進めることができます。インタビューを通じて取材対象者の経験や知識を共有していただくわけですから、インタビュー中は取材対象者を尊重する姿勢を忘れてはいけません。配慮あるコミュニケーションを心掛けてください。

(6)可能な限り具体的な答えをさぐる

取材対象者が抽象的な回答や、上手く言語化されていない回答をすることもあります。そうした場合は、質問を工夫することで具体性のある説明を促すことができます。他にも、エピソードを使って分かりやすく話してもらう方法によって、話の輪郭をはっきりと把握することもできます。あまりしつこくやり過ぎると雰囲気が悪くなるリスクもあるものの、具体的な言葉や出来事に関する情報が出てくるよう、可能な限り質問したいところです。

(7)緊張させない

取材対象者がインタビューに慣れているとは限りません。技術職など口数が少ない人の場合は、相手を緊張させない配慮を忘れないようにしましょう。本人にとっては当たり前と思っていることも、読者にとっては非常に珍しい情報であったりするため、場を盛り上げながら質問したり、答えを深掘りしていくのがコツです。

(8)のびのびと話せるよう促す

経験を積んでインタビューに慣れてくると、事前に想定した方向性に話を持っていこうとする人がいます。ですが、あらかじめ予想できる回答のみ求めていてはインタビューの価値が半減します。ネットで調べても出てこない新事実を引き出せるよう、相手がのびのびと話せるような良いインタビューを目指してください。

(9)相手の言葉を具体化する

取材対象者がうまく言葉にできない話題があれば、表現を補いげながら質問するとよいでしょう。ピッタリの言葉がすぐには見つからなくても構いません。文章にする際に改めて考えればよいので、話を聞く際には近い言葉に置き換えるなどすると相手も話しやすくなります。

インタビューテクニック(文章作成編)
(1)録音内容の文字起こし

音声の文字起こしをするかしないかは書き手次第ですが、1時間を超えるようなインタビューの場合は文字起こしをしたほうが良いでしょう。文字にすることで、聞き漏らしていた内容、忘れていた話題も認識でき、新しい観点や切り口が見つかるかもしれません。文字起こしには、スマホの音声変換アプリを活用するのがおすすめです。

(2)文章のスタイルを決める・確認する

インタビューの文章スタイルは「会話形式」「一人語り」「三人称形式」の3種類があります。一般的なインタビューであれば、質問に対して本人が答える「一人語り」が基本です。ドキュメンタリータッチにする場合は、第三者が客観的に取材対象者の行動を描写する「三人称形式」。著名人同士が交互に話すのが「会話形式」です。

(3)構成を考える

記事では、インタビューの順番通りに話題を入れる必要はありません。取材中は、話が前後したり、関連性のない話題が突発的に出てきたりするのが普通です。読者に理解しやすいよう構成にするに、まずは情報をカテゴリー分けしましょう。関連する話題同士につながりを持たせることで、読者視点の読みやすい・理解しやすい構成になります。

(4)読者の知識レベルに合わせる

難しい専門用語やビジネス用語、業界用語や社内用語は使わないのが基本です。どうしても使う必要がある場合は、補足説明を入れておきましょう。注釈や括弧書きなどでも構いません。

インタビュー記事で流入やCVを得る方法とは
(1)キーワードを取り入れる

インタビュー記事もSEOコンテンツの1つですから、検索結果での上位表示を意識した対策を取りましょう。具体的には、検索クローラーから認識されやすいように「ビッグワード」「スモールワード(ロングテールキーワード)」をバランスよく使うこと。タイトルや見出しなどの項目もきちんと作って、コンテンツの主張に合うキーワードを含ませておきましょう。クローラーによる発見率が高まり、インデックス登録されやすくなるため、SEO効果が期待できます。

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(2)専門性を意識する

Googleが高く評価する「E-A-T」を意識した内容にすることもSEO対策として有効です。E-A-Tとは、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、 Trustworthiness(信頼性)の3つの要素。インタビューが専門性の高い内容であり、その内容が正しいことを担保できれば、よりコンテンツとして高く評価されるのが、現在のGoogleの評価基準です。コンテンツへの信頼性や権威性が高まるように、取材対象者のプロフィールや運営サイドの情報を充実させておくとよいでしょう。

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まとめ

インタビューは、決して難しいものではありません。しっかりと準備をして行えば、今までになかった新しい情報やエピソードを引き出すことも十分に可能です。さらに、SEOを意識した文章にすれば、ユーザーの流入やCVの改善も期待できますから、ぜひ取り組んでみてください。

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