SEOに強いブログの書き方とは?ポイントとテクニックを紹介
コンテンツマーケティングにおいて欠かせないブログ。たくさんのユーザーに見てもらうためには、どうすればいいのでしょうか。魅力的な記事をいつでも簡単に書けるのであれば悩む必要はありませんが、ごく一部の才能と経験に恵まれた人にしか実現できません。
そこでぜひ覚えておきたいのが、SEOに強いブログの書き方。検索順位が上がる仕組みを知っていれば、誰にでも書くことができます。SEOを意識したブログの書き方について、抑えるべきポイントと知っておきたいテクニックについて紹介していきます。
もくじ
SEO対策されたブログの書き方とは
やみくもにブログを更新するだけでは、SEO効果を高めることはできません。効果の高い記事を書くには、検索エンジンが示すルールをしっかりと守ることが重要です。これから紹介する5つのポイントを抑えておけば、ブログ初心者でもSEO効果の高い記事に仕上げることが十分にできますから、ぜひ意識してみてください。
(1)テーマを決める
SEOに強いブログ記事を書くならば、ユーザーが知りたいと思っているテーマを扱うのが得策です。ブログ初心者の場合、自分が書きたいと思っていることをテーマにしようと考えがちですが、「自分が書きたいテーマ=ユーザーが知りたいテーマ」とは限りません。どんなに質の高い記事でも、ニーズがないテーマを扱っていると読む人の数が限られます。ニーズの高いテーマを扱うことが、集客力アップの近道です。
また、テーマは1コンテンツに1つというのが基本ルールです。「このブログは、何について書かれた記事であるか」が明確であればあるほど、検索エンジンによる発見率が高まると同時に、ユーザーにとっての読みやすさ・分かりやすさにもなります。
(2)キーワードを決める
ユーザーが検索窓に入力する語句(検索クリエ)を予想したものが、キーワードです。例えば、旅行先を探しているユーザーであれば、人気の観光地である「沖縄」「ハワイ」「ソウル」といった語句を入力して検索するでしょう。ここから導き出すのが、「那覇」「ホテル」「観光」などのキーワードです。ユーザーが何について知りたがっているのかを予測してキーワードを決めていきます。そうすれば、沖縄に観光旅行に行きたいユーザーが気になるホテルの料金や場所、交通アクセスに関するブログを書くことができます。
検索ボリューム(検索回数)が多いキーワードは、大手企業がすでに万全のSEOマーケティングを行っている場合がほとんどです。それだけに、ブログ初心者が短期間で効果を上げるのはかなり難しいと言えます。Googleが提供する無料ツール「Googleキーワードプランナー」を活用して、ちょうどいいバランスの検索ボリュームを選びましょう。
関連記事:SEOキーワードが重視される理由とは?キーワードの種類や選び方のノウハウを解説
(3)ターゲットを設定する
読者となるターゲットを設定し、志向性や好み、行動を意識したブログ記事にすることもSEO対策においてとても大切です。ターゲットの検索意図を理解することで、隠れたニーズを見つけることができ、テーマやキーワードの選定にも役立ちます。
例えばハワイ旅行をテーマに扱う場合、すべての観光客向けに「ホテル」や「ワイキキ」の情報を紹介するのではなく、美容意識が高い20~40代の女性向けにハワイのおすすめエステに特化した内容にします。「ユーザーが何について知りたがっているか」と意識することが、いろんな角度からテーマやキーワードを探し出すための第一歩です。
(4)競合を調べる
どんなテーマやキーワードが人気を集めているのかを把握する上で、競合リサーチも非常に重要です。競合となるサイト、ブログを参考にして、どんな話題やキーワードが高く評価されているのかを調査してみましょう。
ただし、コピーコンテンツになるのは絶対に避けましょう。検索エンジンは、他のサイトと同じ内容を掲載しているコンテンツを嫌う傾向にあります。コピペされたようなコンテンツは著しく検索順位を下げる可能性もあるため、十分な注意を払ってください。
SEO対策とは
SEO対策には2種類あります。文章の内容に関する「コンテンツSEO」と、サイト内部の構造に関わる「テクニカルSEO」です。2種類のSEO対策に取り組むことで、SEOに強いブログづくりに繋がります。
(1)テクニカルSEO
テクニカルSEO とは、クローラーから発見されやすいようサイト内部の構造を整理することです。具体的には、表示速度を高めたり、ページにたどり着くまでのクリック数を減らしたり、スマホで閲覧しやすくしたり、といった施策があります。
上手くいくと検索結果の上位表示を獲得できるため、自然検索からの流入数が増えやすくなります。効果が数値で表されるので、施策の成果が見えやすいというメリットがあります。
テクニカルSEOの中でもブログ作成で役立つのが、関連リンクです。関連性の高いリンク先は積極的に張り付ける一方で、リンク切れが起こっていないか常に確認するようにしてください。さらに、重複したコンテンツ内容になっていないか定期的な確認を行うことも、コンテンツとしての評価を維持・向上させる上でとても大切になります。
(2)コンテンツSEO
コンテンツの質そのものを高めることを、コンテンツSEOと言います。ユーザーニーズに応じたテーマ選びや正しいキーワード選定はもちろん、タイトルや見出しによって高いSEO効果を発揮できます。
記事タイトルは30文字以内に抑えつつ、キーワードを含めた内容にすることを意識しましょう。タイトルにキーワードを含めることで、どんなテーマについて触れたブログであるかをユーザーに分かってもらえます。
また、ページごとに違うタイトルを設定することも有効です。ブログ内容の要約であるディスクリプションにもこだわり、適度にキーワードを含めつつ、100文字程度の簡潔な内容になるよう心がけましょう。
関連記事:コンテンツの例と作り方とは?SEOに欠かせない良質なコンテンツとは何かを紹介
ブログのSEO対策を行うポイント
バランスの取れたSEO対策を行うために意識するポイントを3つ紹介します。
(1)独自性のある情報にする
Googleは独自のコンテンツ・記事を高く評価する傾向があるので、ブログ作成者自身で取材や分析を行った情報を書くことが理想です。取材する余裕がないという場合であっても、独自情報を記事に活用する方法があります。1つは、会社の事例を取り上げる方法です。また、新入社員向けの研修用資料を活用する方法もあります。研修用資料は初心者向けに専門用語を解説していることが多く、ブログ記事にも十分に応用することができます。他にも、公開可能なセミナーやカンファレンスの内容、プレゼンや提案用の資料なども活用できます。
(2)ユーザーに合った言葉を使う
ユーザーが読みやすい記事を意識することも大切です。専門性の高いブログ記事ために専門用語や業界用語を使っていると、ユーザーがサイトから離脱するリスクがあります。離脱率が高まるとコンテンツの評価そのものを下げてしまう可能性もありますから、SEOの観点から見ても注意が必要です。初心者に向けた記事の場合は、「中学生が読んでも分かる内容か」を意識してみてください。
(3)結論や要点を先に書く
最初に結論を伝えることで、ユーザーのニーズをスピーディーに満たせます。コンテンツマーケティングはコミュニケーションスピードが重視されるため、起承転結で構成された文章ではユーザーをじらすリスクが高いです。「ユーザーに冒頭以外も読んでほしい」というブログ作成者の想いよりも、ユーザーのニーズを満たすことを優先しましょう。
(4)信頼性・権威性を意識する
信頼性のある記事は、多くのユーザーに安心感を与えると同時に、アクセス数の向上も見込まれます。ブログの作者や監修した人のプロフィールや、ブログ公開の目的などが明確であると良いでしょう。特に専門家が記事の作成や編集を手掛けたブログは、専門性と権威性の両面から高く評価されます。
関連記事:SEOに強い記事を書くために、Googleの仕組みを理解しよう
まとめ
ブログのSEO対策を行う際、最初に取り組むのは「ユーザーが何を知りたがっているか」を意識することです。ユーザーのニーズによって、テーマやキーワードといったコンテンツSEOや、関連リンクの貼り方やページ構造の組み立て方といったコンテンツSEOの施策が変わってきます。ユーザーを第一に考えた「ユーザーファースト」でのブログ作成をぜひ意識してください。