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2022.8.7
インタビュー

たくさんの人に届けたい!インタビュー記事の書き方や作成のコツを解説!

たくさんの人に届けたい!インタビュー記事の書き方や作成のコツを解説!

自社のWebサイトを通じて集客やブランディングなどに取り組む中で、重要なコンテンツとして挙げられるのが「インタビュー記事」です。

「誰かが話している」内容や様子を切り取って見せるのがインタビュー記事ですが、ただ話し手の発言を文字にすればいいというものではありません。

インタビュー記事には、どんな種類があるのか。実際にインタビューを実施するためには、どのようなプロセスを踏んでいく必要があるのか。

こちらでは、そうした点についてご紹介していきます。

■インタビュー記事とは?

インタビュー記事は、インタビューを受ける取材対象者のメッセージを、読者にダイレクトに伝えるために効果的なコンテンツです。

こちらでは、まずインタビュー記事を掲載する目的や形式、期待できる効果についてご説明します。

インタビュー記事を掲載する目的

■自社の商品やサービスの紹介
自社の商品やサービスが、どのように開発され、どのように普及していったのか。

開発における苦労や当事者だからこそ知っている裏話などを交えて紹介し、その魅力を伝えていきます。

■社員の採用
社員を採用する際、自社サイトに現役社員のコメントを掲載。各職種の仕事内容やそのやりがい、大変なことなどを伝えて、仕事の理解の促進や応募の後押しとします。

■顧客の声を通じたブランディング
商品やサービスを実際に利用している顧客の感想や意見を通じて、自社に対する信頼度のアップやブランディングにつなげます。

インタビュー記事の形式

■対談形式(Q&A)
インタビュアー(質問者)の質問に、取材対象者(インタビューの回答者)が答えていく形式の記事。

実際の取材の様子を文字にしており、リズム良く読み進められます。

また、質問と回答が分かれているので、知りたい情報をすぐに把握できます。

その一方で、文章量に対する情報量が少ないというデメリットもあります。

■モノローグ形式(一人称)
インタビュアーや記事を書いた人は登場せず、取材対象者自身が語っている形式。

本人が話している文章なので、人柄や伝えたいメッセージを表現するのに最適です。

短所として、文章の構成が難しく、長くなりすぎないように注意することが必要です。

■ルポ形式(三人称)
インタビュアーが第三者の立場から客観的にまとめる方法を、ルポ形式と呼びます。

取材対象者の言葉は、主にカギ括弧(「 」)等でくくって表現。

情報量は多く、論理的な文章に仕上げることができます。

ただ、文章としては堅苦しい印象になりがちですので、読者を意識してバランスを調整しましょう。

インタビュー記事がもたらす効果

インタビュー記事は、話し手の顔が見えることから説得力や信ぴょう性が感じられ、「もっと読みたい」「もっと知りたい」という読者の興味をかきたてます。

結果として、読者に対してメッセージをしっかりと届けることができると言えるでしょう。

■インタビュー記事の制作の流れ

インタビュー記事の制作には、どんな工程があるのでしょう。

こちらでは、インタビュー記事を作る基本的な流れについて、見ていきたいと思います。

インタビュー記事の企画

まずは、どんなインタビュー記事を作るのかという企画からスタート。

何を誰(読者)に伝えるのか。記事の内容に適した取材対象者は誰かなど、記事の軸となる部分を決めます。

アポイントを取る

取材対象者やその関係者にアプローチをして、取材の依頼を申し込みます。

企画の説明に加えて、インタビューする場所や日時なども調整します。

実際の取材

取材対象者にあいさつをして、取材開始。

まずは取材の目的やどんなサイトに掲載されるのかなど基本的な情報を説明。

その後は、あらかじめ考えておいた質問項目などに沿って、聞きたいことを質問していきます。

取材は数十分、あるいは数時間におよぶこともあるため、ボイスレコーダーは必須。写真撮影が必要であれば、カメラも持参します。

取材内容の書き起こし

取材時に録音した音声データを、パソコンで書き起こし。

取材が終わってから、記憶が鮮明なうちに行うのがいいでしょう。

終わったら、文字に起こした文面や取材時に取ったメモなどを見返して、記事に必要な情報などをチェックしましょう。

インタビュー記事の構成の組み立て

取材で得た情報をもとに、インタビュー記事全体の構成に取り組みます。

どんなテーマの記事を公開するのかといった目的を念頭に置いて、構成を考えることが大切です。

執筆

構成の組み立てが終了したら、執筆をスタート。

取材対象者が話していた内容をそのまま書いてしまうと、読者に意味が伝わらない部分が出てくる可能性があります。

そのため、表現については読みやすさを意識して柔軟に調整していきます。

内容の校正

記事を書き終えたら、誤字・脱字、文章として違和感のある箇所がないかを細かく確認。

また、漢字の表記のゆれ(同じ文字に統一されていないこと)などについても、しっかりとチェックします。

取材対象者への確認

校正が終わったら取材対象者に原稿を送り、内容を確認してもらいます。

「この部分は出したくない」「この表現は変えてほしい」などの指示があれば、適宜対応。

修正が完了したら、原稿は完成です。

■インタビュー記事を制作するためのコツや注意点

せっかくの記事も、内容の質が高くなければ読者の心に届かないでしょう。

そこで、こちらではインタビュー記事を作るためのコツや注意点をご紹介していきます。

伝えたいことを明確にする

このインタビュー記事を通じて、何を伝えるのか。

記事を公開する目的や方向性を明確にすることを、忘れてはいけません。

その上で、Q&Aがいいのか、三人称がいいのかなど、内容に適した表現方法を検討します。

しっかり事前準備をする

取材対象者について、「どんな人なのか」「どんな仕事をしているのか」などの情報を事前に調べることは、インタビューにおいて大切な工程。

取材対象者について深く知っていればより深い質問ができ、プロフィールや経歴について詳しく聞く必要もないので時間の有効活用にもつながります。

自分があまり詳しくない業界やジャンルであれば、より入念な事前準備をしてから臨みましょう。

情報の取捨選択

取材した内容を全て記事に反映させようとすると、ボリュームが多くなってしまい、まとまりの無い記事になってしまうかもしれません。

記事の目的や軸を念頭に置き、情報を取捨選択して、必要なものを文章に落としこんでいくことが大切です。

取材対象者の人柄も伝わる表現を

人が話をしている様子を見せるのが、インタビュー記事。取材で聞いた内容をただ文章にするだけでは、インタビュー記事のメリットを存分に発揮できているとは言えません。

文章を書く上では、取材対象者の人柄も伝わるような表現を意識しましょう。

〜ヒーローズができること〜

ヒーローズでは、インタビュー記事を始め1,500本以上の取材経験があるディレクターが、インタビューのプランニングから納品まで担当します。

ご依頼いただく企業様はBtoB、Bto C問わず多種多様です。さらに、取材対象は会社社長様から一般ユーザーまで幅広くご対応いたします。インタビュー記事制作、事例記事制作をご検討の際は、お気軽にお問い合わせください。

■まとめ

インタビュー記事は、読んでいる人に話し手の顔が見えるので、情報を提供する側のメッセージをより印象的に伝えられます。

ただ、それを実現するためには、綿密な事前準備、有益な情報を引き出す取材、魅力的な文章の執筆という工程をクリアすることが必要です。

インタビュー記事の作成にチャレンジする際には、ぜひこちらでご紹介したフローやコツを参考にしていただければと思います。

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