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2022.8.7
SEO

【外注化?内製化?】気になるSEO対策の費用とSEO会社の選び方

【外注化?内製化?】気になるSEO対策の費用とSEO会社の選び方

本格的にSEO対策を始めてみたい企業、あるいはSEO対策を根本から見直して改善したいという企業のみなさん。

気になるのは、費用対効果です。

最小のコストで最大の効果を得るには、SEO会社選びが重要になります。

現在のSEO対策の状況やSEOに求めるニーズは多様化していて、このあたりの事情をSEO会社も十分に理解・把握しています。

さまざまなサービス内容が設定されているため、自社の状況に合ったSEO会社とサービスプランを選択することが可能です。

今回は、SEO対策の費用相場とそのサービス内容について詳しく見ていきましょう。

■そもそもSEO対策は外注すべき?メリットとデメリット

SEO対策を外注化する理由

現在のSEO会社のサービスは細分化されており、費用も多様化しています。

フルサービスはもちろん「コンサル」「コンテンツ制作」「内部対策」「外部対策」などにサービス内容が分かれているため、自社の状況やニーズに応じたサービスを利用でき、高い費用対効果が期待できます。

費用も、「一括支払い型」「月額固定費用型」「成功報酬型」があるため、相場も多様化しているのが特徴です。

外注化のメリット

ではそもそも、SEO対策を外注化するメリットがあるのでしょうか。

最近では、社内にSEO対策の専任担当や担当チームを置くインハウスSEOを採用している企業も少なくありません。

SEO対策を外注化する具体的なメリットを3つ挙げてみました。

・集客や売上アップにつながる戦略的なSEOができる
・検索エンジンの仕様アップデートに対応した対策など長期の運用が可能
・Googleペナルティなどのリスクを回避できる

外注化メリットの1つが、戦略性の高いSEOを実施できる点です。

SEOにおける「戦略」とは、自社の商品・サービスへの集客や売上の向上に直接的に効果が上がるよう「SEO対策そのものを最適化すること」と言えるでしょう。

単に検索上位を狙うだけのSEO対策では、本当に自社の利益に役立っているのかが判断しづらく、明確な目標を設定した上での対策が必要になります。

2つ目が、検索エンジンに強いSEO対策ができる点です。

Googleの検索エンジンは、常に仕様をアップデートしており、そのアルゴリズムへの対応が不可欠です。

アップデートを実施する頻度は年数回程度ですが、どのような内容にアップデートされているのか、いつアップデートされたのかなどの情報は基本的に公開されていません。

SEOの専門家たちによって常にアップデート状況の調査・研究が行われ、対策が練られています。

非常に高い専門性と知見が問われる作業だけに、専門外の人間が対応することは簡単ではありません。

最後がGoogleペナルティなどの回避です。

検索エンジンのアップデートと同様に、Googleは独自の方針や理念に基づいて検索サービスを運営しています。

そのため、Googleの意向に沿わないSEO対策を講じていると、コンテンツページやサイトそのものが著しく低く評価され、最悪の場合、Googleからペナルティを課されることがあります。

こうしたリスクを回避するためにも、安易な外部リンクの購入などのSEO対策には注意が必要です。

外注化のデメリット

では、外注化のデメリットについて考えてみましょう。

まず考えられるのが費用です。

専門のSEO会社に依頼するわけですから、当然費用が必要になります。

それなりのコストがかかることは、あらかじめ理解しておきましょう。

また、SEO対策やコンテンツマーケティングは、効果を実感するまでに一定の期間が必要です。

広告のように出稿すればすぐに反響があるようなものではありません。

長期的な集客を図るためのマーケティング手法として理解し、短期での効果を追わないことが重要になります。

最後に挙げておきたいのが、依頼するSEO会社によっては、自社にSEOのノウハウが蓄積されない点です。

SEOの実施内容や状況を細かく報告してくれるSEO会社であればよいのですが、単に検索上位の結果やアクセス数といったデータだけを報告するような場合は注意が必要です。

SEO会社に丸投げしてしまうことで、細かな施策や手法が分からず、自社にノウハウが蓄積されません。

クライアントと一緒に最適なSEO対策に取り組んでくれる専門会社を選びたいものです。

■SEO対策の費用(代表的なサービスと相場、費用形態)

総合コンサルティング/費用相場:月額20~100万円(サイト規模により変動)

既存サイトの調査・課題分析・改善策立案・実装までのフルサポートを提供するのが、総合コンサルティングタイプのSEO会社です。

「キーワード調査」や「競合調査」、「アクセス・コンテンツの分析」といった基本サービスに始まり、SEO記事のライティングや添削指導までをカバーしてくれます。

カバーするサービス範囲が非常に広いため、どこからどこまでの業務に対応してくれるのかが分かりづらくなる点がデメリットです。

費用相場は、月額20~100万円ですが、サイト規模により変動します。

ページ数の多い大規模サイトであれば、月額100万円以上になるケースも珍しくありません。

サイト設計/費用相場:一括支払いで50~100万円

SEOに強いサイトを構築するための全体設計・分析を手掛けてくれるSEO会社があります。

これから新たにサイトを立ち上げる新規公開への対応はもちろん、既存サイトの大規模リニューアルにも対応してくれます。

「キーワード調査」「競合調査」「カテゴリ構成」といったサイト構築の骨格となる部分を得意としていて、サイト制作をイチからアウトソーシングしている会社が多数あります。

一般的なサイトの場合、一括支払いで50~100万円となるのが基本的な費用相場。

もちろん、ページ数が多くなるほど費用も加算されていきます。

また、サイト公開後には定期的なメンテナンスが必要となるため、その費用もあらかじめ考慮して予算を用意するのがベターです。

記事制作/費用相場:記事本数×単価で3~20万円

コンテンツマーケティングの手法に基づいたSEO対策として、高品質なSEO記事を制作してくれるサービスです。

費用相場は、記事本数×単価で算出するのが基本で、1本あたり3~20万円になります。

費用に幅がありますが、これはコンテンツ制作を担当するライターのレベルによって異なると考えられます。

専門性の高い分野(医療、バイオ、金融、ITなど)をテーマにした記事制作は、その分野に精通したライターのスキルが欠かせません。

また、弁護士など士業による監修が必要な専門記事の場合、さらに料金が増します。

ケースバイケースでクオリティも料金も変動しやすいサービスですが、現在のSEO対策では良質なSEO記事を数多く持っていることが非常に重要です。

逆に品質の低いSEO記事は評価されず、あまりにも品質が低い場合にはGoogleペナルティの対象となるなど、非常にナーバスな部分です。

それだけに、コンテンツの品質には十分に配慮することが欠かせません。

内部SEO対策/費用相場:一括支払いで30~100万円

検索に強いサイトへと内部構造を最適化してくれるサービスです。

テクニカルなSEO対策だけに、比較的早くに改善効果が実感できる施策と言えるでしょう。

サイト内のタグやディスクリプションの見直しによって、CRT(クリック率)の大幅な改善が図れる可能性もあります。

費用相場は、一括支払いで30~100万円です。

外部SEO対策/費用相場:月額20~50万円(成果報酬型サービスあり)

自社サイトへのリンク獲得を目的とした対策です。

費用相場は、月額20~50万円。成果報酬型サービスが主流となっているので安心感がありますが、低品質なリンクの購入はGoogleペナルティの対象となるため、リスクが高くなります。

確かに外部リンクが多いページは人気の高さの証拠であり、検索エンジンが高く評価する指標ではありますが、現在のGoogleでは外部リンクの購入を禁止しているため、あまりおすすめできる施策ではありません。

■SEO会社の正しい選び方のポイント

業界別の実績をチェック

SEO会社を選ぶ際には、業界別の実績に注目してみると良いでしょう。

扱う商品・サービスや ビジネスモデルによって、SEO対策の手法はさまざまです。

自社の集客や売上のアップに直結させるためにも、各業界での実績をぜひチェックしてください。

いずれのSEO会社も、過去の導入事例などをホームページで紹介していますから、自社に合ったSEO会社選びの材料になります。

自社の課題とSEO会社の強みを比較

これからSEO対策を実施する企業や確実にSEOの効果を出したいという企業の場合は、総合コンサルサービスを提供するSEO会社がおすすめです。

費用は掛かりますが、高いコンサル成果やSEO効果を実感できるはずです。

一方、すでに既存サイトがあり、流入を増やしたい企業の場合は、コンテンツ制作代行サービスに力を入れているSEO会社がマッチします。

取材や記事制作のノウハウが豊富にあり、品質に優れたコンテンツの運用が可能です。

他にも、サイトを新規公開・リニューアルするなら、内部対策に強いサイト設計サービスを提供するSEO会社との相性が良いといったように、自社の状況やニーズに応じたSEO会社選びができれば、費用対効果が高まります。

情報共有がきちんとされているか

最後に触れておきたいのが、SEO会社に丸投げしないということです。

検索順位やアクセス数など、目先のデータだけで効果を判断するのではなく、戦略を含めたプロセスを重視して、きちんとアドバイスしてくれるSEO会社を選びましょう。

SEOのインハウス化に取り組んでいる場合は、きちんとノウハウを共有してくれるかどうかが重要です。ニーズと予算に見合ったSEO会社を選んでください。

■まとめ

SEO対策の費用対効果を高めるには、自社に必要なサービスと必要ないサービスを見極めることが欠かせません。

また、SEO対策は短期間で効果が実感できるものではなく、相応の時間が必要です。

その一方で、コンテンツが蓄積していけば、長期的に高い集客効果を低コストで得られるメリットがあります。

それだけに、SEO会社とは長期的な付き合いが続くため、費用だけで判断するのではなく、信頼できる会社を選んでください。

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