ロングテールキーワードで検索順位アップを狙う!ロングテールSEOのメリットと注意点について解説
ロングテールSEOは、ロングテールキーワードを使って、検索順位アップを狙っていく手法です。月間検索数1000未満のロングテールキーワードを複数組み合わせることで、ユーザーの検索意図を汲んだコンテンツで魅力付けを図っていくことができます。現在のSEO対策の主流となっているロングテールSEO。そのメリットや実施方法、注意点などについて解説します。
ロングテール以外のSEOキーワードについて知りたい方は、ぜひ下記記事をご覧ください。
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もくじ
ロングテールSEOとは
(1)ロングテールキーワードを使ったSEO
ロングテールSEOとは、複数のキーワードを組み合わせた「ロングテールキーワード」を使って検索上位を獲得する方法です。キーワードに関連語句を効果的に組み合わせることで、ユーザーの検索意図を汲んだニッチで質の高いコンテンツを発信していくことができます。
(2)ロングテールって何?
「ロングテール」は2004年に提唱された、インターネットでの商品販売に関する理論です。web上の店舗は対面と違って低コストで運営できるため、たくさんの種類のニッチ商品を扱うことで収益化できると謳っています。
この理論はSEOにも応用され、ロングテールSEOという手法が生まれました。キーワードを検索ボリュームが大きい順に並べると、検索ボリュームが下がるほどキーワードに含まれる文字数や単語数が増えるため、ロングテールSEOと呼ばれています。
(3)ロングテールSEOが注目される背景
ロングテールSEOが注目されている理由は、SEOマーケティングに力を注ぐ企業が増えたことで、上位表示獲得の難易度が上がったからです。検索ボリュームが大きな「ビッグキーワード」で効果的なコンテンツマーケティングを行うためには、多額の資金が必要な場合もあります。そこで、企業の資金力を問わず上位表示を獲得できる手段として、ロングテールSEOが活用されています。
ロングテールSEOのメリットとは
(1)競合となるサイトが少ない
競合となるサイトやコンテンツが少ないため、上位表示を獲得しやすいことです。ロングテールキーワードのコンテンツを増やすほどサイトの流入数も増えるため、結果的に多くの流入が得られます。
(2)ユーザーの検索意図を反映しやすい
ロングテールSEOには、ユーザーの検索クリエやサジェストを反映しやすいというメリットもあります。ユーザー心理を汲んだコンテンツを作ることで、専門性の高い内容にできますし、CVへの到達確率も上がるでしょう。
ロングテールSEO対策をする方法と注意点について
(1)ロングテールキーワードの選び方
ユーザーニーズの高いロングテールキーワードを見つけるためには、関連キーワードやサジェストを活用しましょう。Googleの検索結果画面ページで誰でも確認することができ、関連キーワードはページ最下部の「関連する検索キーワード」に、サジェストは検索入力窓にキーワードを入力した際にリストアップされています。
ツールを使って関連キーワードやサジェストを確認する方法もあります。キーワードプランナーや関連キーワードツールを使って、繰り返し検索することで、より一層ニッチなキーワードのピックアップが可能です。
代表的なキーワードツールであるラッコキーワードの有料プランには、検索エンジンでの月間検索数を取得できる機能もあります。検索ボリュームが1000回未満のキーワードの中で、コンテンツのテーマに合ったものを選択すれば、対策すべきロングテールキーワードが決まります。
(2)コンテンツの質にこだわりを持つ
ロングテールキーワードのコンテンツは、質の高さが問われます。ロングテールキーワードを検索するユーザーはニーズが細分化できているうえ、目が肥えている場合が多いためです。
コンテンツの質を高めようとしても、ニッチなジャンルだけに情報を集めにくいというデメリットがあります。あまりにも内容が薄いと、クローラーに低品質なページとして認識されかねません。サイト全体の評価を下げないためにも、一定水準以上の品質が担保できるキーワードを選びましょう。
(3)1ページ1キーワードでコンテンツを制作する
ロングテールキーワードの特徴は複数の語句を組み合わせることですが、1つのコンテンツにたくさんのテーマや主張を詰め込むやり方は避けましょう。コンテンツを制作するうえでの鉄則は、1つのキーワードにつき1つのコンテンツを作ることです。たくさんのキーワードに触れたい場合は、キーワードの数だけコンテンツを作りましょう。
(4)コンテンツの重複を避ける
他のコンテンツと検索意図を差別化できているか注意しましょう。キーワードが別であっても検索意図が似ていると、コンテンツの内容が重複してしまう場合があります。サイト内に似たり寄ったりのコンテンツが増えると、クローラーによる評価が下がる可能性があるため、似たようなロングテールキーワードばかり選定していないか十分な注意が必要です。
まとめ
ロングテールSEOは、競合が少なく上位表示されやすいうえ、ユーザーの検索意図をつかみやすくCVに繋がる可能性も高いことがメリットです。その一方で、1つのコンテンツのみでは流入数が少ない点や、検索意図が類似しやすい点には十分な注意が必要です。効果的なロングテールキーワードを選んで、良質なコンテンツづくりに取り組みましょう。