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2022.12.25
コンテンツマーケティング

CVとは?意味や種類、向上させるためのポイントをわかりやすく解説!

CVとは?意味や種類、向上させるためのポイントをわかりやすく解説!

Webサイトを運営するうえで、CV(コンバージョン)は非常に重要な指標です。しかし、「そもそもCVとはどのような意味の指標なのだろうか」「サイトによって目指すべきCVは違うのだろうか」と疑問に感じている方も多いかもしれません。そこで今回は、CVという言葉の定義や主なコンバージョンの種類について解説します。また、CVを高めるためのポイントも紹介しますので、ぜひサイトの改善を図る際の参考にしてみてください。

CVとは?

そもそもCVとは、どのような指標のことをいうのでしょうか。
本章では、CVの定義や具体例、関連指標であるCVRの重要性について解説します。

(1)CV(コンバージョン)の定義

CVとは、「変換」や「転換」を意味する「Conversion(コンバージョン)」の略で、マーケティングで得られる成果のことです。言い換えれば、企業側がユーザーに期待している最終的なアクションのことでもあります。Webサイトを例にすれば、資料請求や問い合わせ、商品の購買などが主なCVとして挙げられるでしょう。CVの数値は商品やサービスの売り上げに直結するため、Webマーケティングで最も重視すべき指標の一つです。

(2)CVは、Webサイトの目標によって異なる

WebサイトのCVを何に設定するかは、サイトの種類や目指すべき目標によってさまざまです。
具体的には、以下のようなCVの例が挙げられます。

◆有形商材のECショップ ⇒ 商品の受注や試供品の申し込み
◆無形商材のサービスサイト ⇒ サービスへの登録や無料体験の申し込み
◆コーポレートサイト ⇒ 問い合わせや資料請求
◆イベントの紹介サイト ⇒ 参加の申し込み
◆採用ページ・求人サイト ⇒ 求職者からの応募
◆ニュースサイト ⇒ 購読やメルマガの会員登録

Webサイトを運営する際は、最終的に獲得したい成果を明確にしたうえで、CVの内容を決めることが大切です。

(3)CVRもあわせて分析しよう

Webサイトの成果を分析する際には、CVだけでなく、CVRの数値もチェックする必要があります。

CVRとは、「Conversion Rate」の略で、Webサイトの訪問者のうちコンバージョンにいたった割合のことです。CVRを計算するときは、「CVR(%)= 総コンバージョン数 ÷ 訪問者数 ×100」に数値を当てはめます。例えば、商品の受注数(総コンバージョン数)が100個で、訪問者数が1000人だった場合、CVRは10%です。

CVRが高ければ、そのぶん効率良くユーザーをコンバージョンへと誘導できたことになります。つまり、広告の訴求内容がターゲットにとって魅力的で、サイト内の導線が適切であるということです。CVRを分析しておけば、広告のメッセージやサイト内部の構造を見直しやすくなり、費用対効果の改善を図りやすくなるでしょう。

CVの種類

CVには、カウント方法によってさまざまな種類に分類されます。
本章では、CVの主な種類とそれぞれの用途について解説します。

(1)直接コンバージョン・間接コンバージョン

直接コンバージョンとは、広告経由でWebサイトへ訪問したユーザーが、そのままコンバージョンにいたった数です。直接コンバージョンが高いほど、広告の訴求力が高く、Webサイトの導線も整っている状態といえます。一方の間接コンバージョンとは、広告経由でWebサイトへ訪問したユーザーが、一度離脱して再訪した際にコンバージョンへいたった数です。間接コンバージョンは、ユーザーの行動プロセスを分析するために役立ちます。

(2)総コンバージョン・ユニークコンバージョン

総コンバージョンとは、コンバージョンした総数のことをいいます。例えば、1人のユーザーが別々のタイミングで3つの商品を購入したら、総コンバージョンは「3」です。総コンバージョンは、売り上げや業績の総数を測る際に適した指標といえるでしょう。一方のユニークコンバージョンは、コンバージョンにいたったユーザーの数を指します。例えば、1人のユーザーが3個の商品を購入しても、ユニークコンバージョンは「1」です。ユニークコンバージョンは、新しく獲得した会員や契約者の人数を正しく把握する際に適した指標といえます。

(3)クリックスルーコンバージョン・ビュースルーコンバージョン

クリックスルーコンバージョンとは、Web広告をクリックしたユーザーが、その後コンバージョンへいたった数のことです。クリックスルーコンバージョンは、Web広告の直接的な成果を確かめ、訴求メッセージやデザインの最適化を図るための指標として使われます。一方のビュースルーコンバージョンとは、Web広告をクリックしなかったユーザーが、その後別のチャネルでコンバージョンへいたった数のことです。ビュースルーコンバージョンは、複数のWeb広告を運用している際、各広告の間接的な効果(アシスト効果)を測るために使われます。

CVを向上させるための方法・ポイント

WebサイトのCVを改善するためには、具体的にどのような施策に取り組めばいいのでしょうか。
本章では、CVを向上させるための方法・ポイントについて解説します。

(1)ターゲットを見直す

CVを向上させるためには、まずWebサイトで狙うべきターゲットを最適化することが大切です。自社商材に魅力を感じないような層をターゲットに設定してしまうと、Webサイトへ流入してもすぐに離脱してしまいます。そのため、自社商材の特徴から逆算して、ベネフィットを実感してもらえるようなターゲット像を選ぶようにしましょう。ターゲット像が鮮明になれば、広告やサイト内で訴求すべきメッセージもより考えやすくなります。

(2)ファーストビューを改善する

ファーストビューとは、Webサイトのなかで最初にユーザーの目に留まる部分のことです。ファーストビューが魅力的でなければ、ユーザーに途中離脱されてしまい、CVにはつながりません。そのため、ターゲットのインサイト(悩みや要望)を踏まえて、購買意欲を高められるようなファーストビューに改善しましょう。ファーストビューのキャッチコピーやデザインでユーザーの心を掴めば、その後のアクションも促進しやすくなります。

(3)CVへの導線を整える

ファーストビューでユーザーの興味を喚起できても、Webサイト内の構造がわかりにくいと途中離脱されてしまいます。そのため、ファーストビューからCVまでの導線を計算し、ページの配置を整えておくことが大切です。例えば、サイドバーやパンくずリストなどの内部リンクを設置したり、CTAボタンをわかりやすい場所に配置したりするのも一つの方法でしょう。CVへの流れがスムーズであれば、自然とCVRの向上にもつながります。

(4)入力フォームを最適化する

入力フォームとは、資料請求や問い合わせなどの際、ユーザーが個人情報を入力するフォームのことです。入力フォームの項目が複雑な場合、ユーザーが入力を面倒に感じ、その後のCVにつながらなくなります。そのため、入力フォームの必須項目を減らしたり、自動入力機能をつけたりして、入力のストレスを軽減させることも効果的です。簡単に入力できるフォームであれば、ユーザー側のハードルも下がり、CVを後押しできるでしょう。

まとめ

WebサイトのCVは、目指すべきゴールによって異なります。問い合わせや資料請求、商品の購入、イベントの申し込みなど、自社で獲得したい成果に応じてCVを設定することが大切です。また、CVを改善するには、自社サイトの構造や導線を細かく分析したうえで、最適な施策を検討する必要があります。その点、Webマーケティングに詳しいコンサルティング会社へ依頼することで、よりスムーズに効果的な施策を考えられるでしょう。

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