サイトマップがSEO対策に必須な理由とは?役割と作成方法を解説
サイトマップはSEOで重要な役割を果たしていることをご存じでしょうか。単にユーザーがサイト全体を把握するためにあるのではなく、検索エンジンにWebサイトを認識させるうえで極めて高い効果を発揮します。その理由とサイトマップの作り方を知って、SEO対策に活かしましょう。
もくじ
サイトマップとは?
サイトマップとは、サイト全体のURLを分かりやすくまとめたものです。特に、情報量やページが多い大規模サイトほどその効果が高く、サイトマップを設置する意味が大きくなります。サイトマップがあることでサイト全体の構造を把握できるので、サイトの地図であると言えるでしょう。
(1)サイトマップがある場合
サイトマップのお陰で、ユーザーは知りたいコンテンツやページに素早く、スムーズにたどり着くことができるようになります。また、新しいページが追加されたり、コンテンツに情報が追加されたりした場合には、検索エンジンのクローラーが素早く発見します。SEO対策を考える上で、サイトマップは欠かせないものであると言えるでしょう。
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(2)サイトマップがない場合
どんなに内容が充実したサイトであっても、探しているページが見つけにくいと、ユーザーにストレスを与えてしまいます。検索クローラーにとっても同様で、ページの内容が理解しづらかったり、コンテンツの主張が分かりづらかったりすると、SEOは改善されません。
理想は、サイトやコンテンツが整理された状態で、クローラーから発見されやすく、インデックス登録もされやすくなっていることです。そこで、サイトマップが必要になります。
SEOにおけるサイトマップの役割
「サイトマップの設置はSEOに関係しない」という声がありますが、そんなことはありません。サイトマップのSEO効果と、とくに期待できる効果について解説します。
(1)ユーザーの利便性を向上させる
サイトマップはユーザビリティの向上に役立ちます。ページが多く構造が複雑な大規模サイトでも、サイトマップがあれば一目で見つけることができます。サイトの利便性そのものが高まると同時に、回遊性も高まることで、グーグルから質の高いサイトとして評価されるようになります。
(2)クローラーに見つかりやすくさせる
クローラーのページ認識を高める効果も期待できます。検索エンジンでサイトを検索上位に表示させるには、クローラーにページの存在を認識させたうえで、内容を評価してもらうことが必要です。クローラーの定期的な巡回中に発見される確率を高め、良質なコンテンツとして評価されれば、高いSEO効果を発揮できます。
(3)特にサイトマップがあることでSEO効果が期待できるサイト例
サイトマップは、サイトの規模を問わず設置する意味は十分あります。検索上位になかなか表示されず、何か具体的な打開策が欲しいと考えているなら、コンテンツマップの設置は非常におすすめです。
下記のような検索クローラーに認識されづらいサイトの場合、ぜひ設置を検討してみてください。
- 内部リンクがないサイト
- ページ数が多く、ディレクトリが複雑になっているサイト
- 外部リンクが少ない新規サイト
- 動画や画像などのリッチコンテンツが多いサイト
サイトマップの種類
サイトマップには、「HTMLサイトマップ」と「XMLサイトマップ」の2種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
(1)ユーザビリティを高めるHTMLサイトマップ
ユーザーが使うことを前提としているのが「HTMLサイトマップ」です。サイト内のすべてのURLを目で見て分かるようにまとめた地図であり、ユーザーが目的のページに素早くたどり着けるように設置するものです。構造が整理してあって見やすい、目的のページに素早く移動しやすいなど、ユーザー目線の設計が重要です。
(2)クローラビリティを高めるXMLサイトマップ
クローラビリティの向上につながるのが「XMLサイトマップ」です。検索エンジンに素早くページを発見・認識してもらうために設置するファイルで、ユーザー自身が目にすることは基本的にありません。各ページの「URL」「最終更新日」「更新頻度」など、検索データベースがインデックス登録するために必要な情報が記載されています。
サイトマップの作り方
(1)HTMLサイトマップの作り方
HTMLサイトマップを作成する場合、重要なのはページの抜け漏れをなくすことです。抜け漏れがあると、サイトマップから目的のページにたどり着けなくなります。不備をなくすためには、無料ツールを使って手動で作る方法と、WordPressのプラグインを使って自動生成する方法があります。
WordPressは、自動でサイトマップを生成するだけでなく、コンテンツの自動追加機能、13種類のテンプレートなど、充実した機能が備わっています。質の高いサイトの運用には、WordPressがおすすめです。
(2)XMLサイトマップの作り方
XMLサイトマップの作成も、WordPressをはじめとする自動生成ツールがおすすめです。
一般的な自動生成ツールは、サイトURLを入力して、最終更新日などのオプションを設定するだけで、簡単に生成することができます。
WordPressでは、コンテンツの公開・更新ごとにXMLサイトマップが自動で生成されます。同時に自動でGoogleサーチコンソールに送信されるので、登録の手間を省けます。
まとめ
サイトマップのうち、ユーザーが欲しい情報にたどり着きやすくするのがHTMLサイトマップ、検索エンジンがクロールしやすくさせるのがXMLサイトマップです。いずれもSEOにおいて大きな意味と役割があるため、設置することを強くおすすめします。うまく活用して、SEO効果を高めてください。