自社サイトなどを通じた、コンテンツマーケティングの重要性への意識が高まっている昨今。

コラム記事の作成に取り組んでいる方や、興味を持っている方も多いかもしれません。

では、魅力的なコラム記事を書くには、一体どうすればいいのでしょう。

こちらでは、コラムというコンテンツの概念や、公開するメリット、コラム記事の作り方や書く上でのコツやノウハウについてご紹介していきます。

■そもそもコラムとは？

コラムに関して、「新聞のコラム」や「コラムニスト」という言葉はよく聞かれます。

まず、コラムとは一体どんな役割の文章なのか、理解を深めましょう。

どんな特徴のコンテンツ？

コラムとは、新聞や雑誌などに掲載される「根拠や事実をもとに、筆者の意見や評論を展開する文章」のこと。

コラム（column）は、英語で「柱」「縦の列」の意味を意味しており、英字新聞で「縦の欄」を使った記事のことを指すようになったという説があります。

ニュース記事ではなく、筆者の意見を述べるためのコンテンツです。

エッセイやブログとの違い

エッセイは、より自由な形式の文章です。コラムには根拠や論理が求められる一方で、エッセイは根拠を必要としません。

そのため、筆者の考えや思ったことを、自由に表現することができます。

ブログも、エッセイと同様に個人の意見を自由に発信するコンテンツ。

特徴としては、Web上で公開することを前提としているので、「改行が多い」「一文が短い」などWebサイトにおける見やすさや読みやすさが意識されているケースが多いです。

■コラム記事を公開するメリット

自社のWebサイトなどでコラム記事を公開することに、どんなメリットや利点があるのでしょうか。

こちらでは、代表的な3つのメリットをご紹介します。

他の企業からの反響を期待できる

コラム記事は、自社の製品やサービス、業界についての専門的な情報を発信するブランディングのツールとして活用するという手段があります。

その結果として、自社に興味を持った企業などから、ビジネス提案のアプローチなどの反響が寄せられる期待できます。

個人のファンの獲得につながる

発信している情報が、個人ユーザーにとって役に立つ内容、興味を喚起する内容であれば、コラム記事を楽しみに待ってくれるユーザーは増えていくでしょう。

その積み重ねによって自社のファンを獲得することができ、知名度や業績のアップにもつながります。

SEO対策のツールとなる

独自性や専門性が高いコラム記事は、SEO対策として有効なツールとなります。

近年、検索エンジンはユーザーにとって価値のあるコンテンツが上位に表示される傾向にあり、質の高いコラム記事を書き続けていくことによって検索エンジンで上位表示される可能性は高くなり、アクセス数も増えていきます。

■コラム記事の作り方

文章を書くと言っても、単に思ったことを書けばいいわけではありません。

それでは、効果的なコラム記事の作り方について見ていきましょう。

「誰に」「何を」を伝えるかというテーマを決める

まず「誰に対して、何を伝えるのか」を決めることから始めましょう。

この点が不明確だと内容がブレてしまい、読者に本来の意図が伝わりません。

なので、書き始める前に、読んでほしい「ターゲット」と、記事を書く「目的」というテーマをきっちりと固めましょう。

情報を集める

コラムの読者は、何かしらの専門的な知識を求めていることが多いです。

そのニーズを満たせるよう、テーマが決まったら、まずは記事を書く上で必要となる情報を集めることが大切です。

記事の構成を考える

具体的にどんな情報を記事に盛り込んでいくのか、記事の構成を考えます。

タイトルや見出しなどを立てて、項目ごとに何が書かれているのかをすぐに理解できるようにすると、読者にとって親切です。

コラム本文の執筆

あらかじめ立てた構成を軸に、ユーザーが求める情報を想像しながら実際に本文を執筆します。

コラムにはいくつかの「型」があり、それを参考にすると論理的で読みやすい文章構成になります。以下がその型です。

■序破急型
序・破・急で構成する「三段構成」で、まとまりのある文章を作成できます。基本的に、以下の流れで構成されています。

▼序（書き出し）：テーマや目的を提示する。
▼破（本題の部分）：テーマについて詳しく話を展開する。
▼急（まとめ）：記事の結論を述べる。

■起承転結型
文章の構成自体は序破急と同じ流れですが、話の中で異なる視点からのアプローチを交えて変化を加えたり、「承」の部分を深堀りしたりして、文章に面白味を与えます。

▼起（書き出し）：記事の導入部分でテーマや伝えたいことを提示。
▼承（本題の部分）：テーマや疑問などを掘り下げて説明。
▼転（変化・根拠）：視点を変えた意見や、起・承で挙げた問題点についての解決策の提示。
▼結（まとめ）：記事の結論やまとめ。

■PREP法
PREP法とは、ビジネスシーンでよく用いられる文章。最初に結論を述べてから話を展開するという特徴があります。

▼Point（結論）：記事の結論や要点。
▼Reason（根拠）：結論の裏付けとなる根拠や理由の説明。
▼Example（具体例）：具体的なケースやデータの提示。
▼Point（結論）：再度、結論や要点についてまとめる。

■読まれるコラム記事を作成するために知っておきたいポイント

時間をかけて書いたコラム記事も、読んでもらえなければ意味がありません。

そこでこちらでは、読まれるコラム記事を作成するための3つのポイントをご紹介します。

専門性が高く正確な内容を心がける

コラムの読者は有益な情報を求めており、質の高い読み物であることは大前提。

また、検索で上位に表示されるためのSEO対策の観点からも、記事の内容には独自性や専門性が必要です。

情報の正確性も重要で、可能な限り信頼できるソースを探して、裏付けを取ることも徹底しましょう。

「わかりやすさ」「読みやすさ」を意識する

どんなに面白い内容でも、文章が読みにくければ読者は読むのを途中で止めてしまうかもしれません。

読みやすい文章にするには、「漢字ばかりにしない」「文字が詰まって見えないようバランス良く改行する」といった工夫をして、ストレス無く読み続けられる見た目に整えましょう。

キーワードをちりばめる

キーワードに関する情報が多いコンテンツを、検索エンジンは高く評価する傾向があります。

そこで、コラムのタイトルや見出し、本文などにコラムの内容に関連するキーワードをちりばめると、検索される可能性が高まります。

キーワードの選定については、検索エンジンの検索窓にキーワードを入力した際に一緒に表示されるキーワードを参考にしたり、Googleが提供している「キーワードプランナー」などのツールを利用したりすると便利です。

〜ヒーローズができること〜

ヒーローズでは、コンテンツ制作に取り掛かる前に、サイトの現状（流入、KW数、順位、エラー診断）をチェックいたします。これを実施することで、対象サイトに最も適した施策のご提案が可能となります。その後、コンテンツの数が増えることを想定し、コンテンツマップ（既存のコンテンツと重複しないように調査する）を作成いたします。さらに、以下の工程を経てお客様の課題解決を目指します。

• ペルソナ、情報ニーズ、感情変容を考え、ツールを活用しキーワードの抽出
• ボリューム、ファネルで分類（CVに近いKW,集客用KW）、CPC、難易度など、目的にあったキーワードをリストでご提案

また、ヒーローズは

• 月間50本以上のコンテンツ運用を制作するような大規模の案件
• 3年以上、毎月サイトの状況に応じた適切なコンテンツの制作
• ペルソナ、情報ニーズ、感情変容を考えたコンテンツの提供で半年でトラフィックが約２倍

など、コンテンツマーケティング、コンテンツ制作の実績を持っております。SEO対策、コンテンツ制作をご検討の際は、お気軽にお問い合わせください。

■まとめ

企業にとってコラム記事は、自社を広く知ってもらうための重要なマーケティングツールの一つです。

そのコラム記事によってファンを獲得するには、読者にとって有益で、かつスラスラと読んでいける文章であることが大切。

内容の独自性や専門性はもちろんのこと、文章の構成なども意識しながら、コラム記事の作成に取り組んでください。